4月9日、厚生労働省は、企業における高度外国人材促進事業の概要を発表しています。
ポイントは、以下のとおりです。
【高度外国人材の雇用の現状】
・1社あたりの雇用人数は3.23人(売上高5,000億円以上の企業では19.79人)。
・製造業では研究開発の専門職、非製造業ではIT関連の専門職の人数が多い。
【企業が掲げた高度外国人材の採用・活用・維持を阻害する要因】
(1) 採用:能力の判定が難しい(45.8%)
求める日本語能力を有する人材が少ない(29.5%)
(2) 活用:採用しても受け入れることができる部署が限られる(41.1%)
言語・コミュニケーション上の障壁がある(36.6%)
(3) 維持:ビザの延長等法制度上の制約が多い(25.1%)
高度外国人材の雇用管理ができる管理者が不足(24.1%)
【有識者等からなる検討会による企業に向けた提言】
・高度外国人材に期待する役割の明確化
・職種に応じて要求する日本語能力を多様化
・コミュニケーションを円滑にする社内環境の整備、仕組みの構築
・高度外国人材のキャリア形成のニーズに適合したキャリア・プランの策定
・成功事例の積み重ねと社内への周知 等
詳しくは、厚生労働省のHP
企業における高度外国人材活用促進事業報告書の概要についてをご確認ください。
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